戯言なので、あまり本気になさらぬよう…

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AEマナー講座(初心者向け)

AEを使用する上で覚えておくべきマナーが存在します。
常識を備えた大人は恐らく「そんなものは無いよ」と言いますが、存在するのです。
違反すると下の画像のように逮捕とまではいかないまでも、
動画制作有識者や、自分を有識者と信じている者から強い圧を受ける可能性があります。
そのようなリスクを減らすために覚えておきましょう。
雑記1 初心者にありがちなこと
に、より詳しい記載があります。




マナー違反例の解説
■標準のレンズフレア
ここでは詳しくは省きますが、標準のレンズフレアはマナー違反です。
ではどうすればよいのかと言うと、いい感じのレンズフレアを出してくれる定番プラグイン
「Optical Flares」などを使用します。有料です。買わないといけません。
課金しないとまともなレンズフレアを作れないとか、酷な話です。

■通常で乗った稲妻(高度)
自信満々に「稲妻」とか「高度」とか書かれていますが、素直に信じてはいけません。
何やら妙に青が強調されて見える上、形状にメリハリを出すのが難しく限られた場面でしか有効な働きをしません。
それをさらに通常で乗せると残念さが倍増され安っぽさの化身になります。

■標準のグロー
大罪の一つであり処されます。
無料の「Crate’s Glow」など、代替手段が複数存在します。

■MSゴシック
個性が尊重され多様性が叫ばれる現代にあってもMSゴシックは認められません。
文字の形の統一感が今一つである事などデザインに不向きな代物であるため、使用を控えるのがマナーです。

■闇雲な加算による白飛び
白は映像表現において最も強い状態であり、意図の無い多用は表現の幅が狭まります。
また、素材の細かいニュアンスも損なわれるため、安易な「加算」の使用は控えるべきです。

■このような色の並び
標準エフェクト「4色グラデーション」をそのまま使用するのは礼儀を欠いた行為と言えます。
これは不特定多数の中からAE使いを見抜く時にも使えます。
この色の並びを見せ、顔を赤らめたらそいつはAE使いです。

■色相を回して作った青い炎
赤い炎を標準エフェクト「色相/彩度」で回して青くすると色が不自然になるため、
標準で搭載されているエフェクト「チャンネルシフト」で青と赤を入れ替えるのがよいです。

■反転の多用
簡単に強い変化が起こるので「何かしてやった感」が容易に出るのですが、 それ故に「それ、もういいよ」と思われており、何のために使用するのかよく考えましょう。
とても目が疲れるので他に手段が無いのか吟味しましょう。
反転後に色相を逆にする事でマイルドになってちょうど良くなる場合があります。

■Shockwave_01を無加工で使用
そこらじゅうで多用されるあまり「フリー素材なんじゃないか」と思われているShockwaveですが、
そのまま使用するのは作法に反します。せめて色をつけたり、複数重ねたり、01以外を使うなどしましょう。

■傾けすぎてペラペラになったShockwave
あれは傾ければ傾ける程立体感が失われ、残念な感じになります。
ある程度は仕方がないものの傾け過ぎないように心がけます。

■元素材のサイズで途切れたShine等のライン
ラインが薄く、「明度を上げて良く見たら切れていた」とかありがちです。
「RGS Grow Bounds」を使うか、素材をでかいコンポジションに配置するなどします。

■Star(NoDOF)
一瞬で作れるのでお得感のある粒ですが、見れば見る程微妙な形状をしており残念であると言えます。
指摘されないケースもありますが、世の中にはこれを絶対に許さない思想を持った者も存在する
という事を念頭に置きましょう。

■Particularで作るキラキラの角度が自由すぎる
今もたまに見かけるのでそういう信仰なのかもしれません。信仰なら別にいいです。

■均一なサイズのパーティクル
粒のサイズはランダムにする癖をつけましょう。
簡単に安っぽさが軽減されます。

■パーティクルのモーションブラーが薄い
初期設定だと薄いので、Particular内のOpacity Boostで濃くします。

■めり込んだ3Dレイヤー
「めりこんだものを作った」という状況以外において、めり込みは極刑です。

■トンネルの奥や上が気になる
CC Cylinderでトンネルを作った際の問題です。奥の穴は黒か白で誤魔化しましょう。
また、元素材の左右がシームレスになっていないと切れ目が生じてしまいます。

■雑な文字間の調整
この調整が素人っぽさとプロっぽさを分ける重要ポイントです。打ち込んだそのままの状態では99.9%ダメな状態になっています。

■無理なサイズ変更
画像や動画の極端な拡大は一気に作り物っぽさが出て興ざめです。
どうしても必要な時は被写界深度やモーションブラーで誤魔化すなどします。
アップスケール(ディティールを保持)という標準エフェクトがありますが、それでも限界があります。

■jpg
肝心なデータがjpgというのは悪夢の典型であり不幸を生みます。

■Elementで文字を押し出した際の細かい部分の崩れ
Spike Filterの数値を上げる事で解消されますが、ダメな時もあります。
その場合、フォントをパス化して調整します。

■モーションブラーのサンプル数不足
Element3Dのモーションブラーは初期設定では貧弱な数値になっているため、調整した方がよいでしょう。
モーションブラーを追加できるプラグインがあるなら、そっちの方が軽くて見栄えがいい事もあります。

■不自然に映り込む丸いライト
Element3Dで適当にライトを出すと、屋内ではまず目にする事の無い映り込みの仕方をするので気を付けましょう。
ライトの位置を変えたりマテリアルのGlossinessを下げたりOutputのSpecularを下げたり、
結果に問題の無い方法で回避しましょう。

■LED画面表現
1マスが1色になってないのは正しくないため、標準エフェクト「モザイク」や
「CC Ball Action」と組み合わせるなどの工夫が必要です。
同様に、特定のゲームハードを想定しているドット絵を動かす際、
ちゃんとドットに準拠した位置をキープしているか、色数が適正かどうかといった、
レトロ表現警察が黙っていないので何かの機材の再現には注意が必要です。

■フラクタルノイズとマスク感丸出しのオーラ的なもの
一度プリコンポーズして全体にタービュレントディスプレイスをかけるなどすると少しマシになります。

■グリッチの乱用
特別な意図があったり、コンテンツとマッチしていれば問題無いですが、
流行っているとかいう理由で闇雲に使用すると煩くて邪魔である上にカッコ悪く、
使い古された感丸出しでダサくて個性も無くなりがちです。
ただ、世の中には「グリッチ乗せとけばいいよ」という人もおり、そのような人に対し
「グリッチはダサい」と言い張っても、何も得られるものが無いため、
「グリッチ乗せとけばいいよ」という場合はグリッチを乗せとけばいいです。

■オーディオスペクトラム
横に長いものはついつい極座標で丸くしたくなりますが、
大体最初に思いつくので誰もやらなすぎて、逆に斬新かもしれません。

■実際の動画で見るマナー違反例
この動画は全裸で酒を飲みながら夜中に無灯火の自転車で高速道路を逆走するような行為であり、
即座に検挙されます。絶対にマネをしてはいけません。


■Shokcwaveで主に見受けられるマナー違反例
配慮を欠いたShokcwave乱用事案が高い頻度で発生しています。
これは由々しき事態です。





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